京都宇治茶
茶
悠久の時が刻む
香り高き至高のお茶
こだわりの農法と
匠の技が育む
優美な味わい
茶文化
平安時代に薬として日本に伝わり、
その後、禅文化ととともに日本にもたらされた茶文化と喫茶法。
抹茶を飲む作法は日本で独自の発展をとげ、千利休が侘び茶を完成させ、桃山時代に茶の湯文化が花ひらきました。その後江戸時代には煎茶が広まり、緑茶文化はわたしたちに欠かせないものに。
千年にも及ぶ茶文化の伝統を、その原点に立ち返り未来へつなぐため、わたしたちは茶葉を自然の環境で、無農薬で栽培することからはじめました。
千年先の
茶文化を未来へ
道
現代の日本のお茶は、化学肥料や農薬を使う栽培が普通となっています。私たちは、お茶の原点に立ちかえり、無農薬でも感動する美味しさのお茶を作りたいと長年思い続けていました。そんな時、茶歌舞伎で神技の嗅覚をもつ茶師に出会い「この人とならつくれる!」と、繊細な知覚をもつプロデューサーと茶師での試作がはじまりました。かつて薬だった本来のパワーを秘める茶葉の高貴な香りを求め、数値で測定できないレベルの香りのティスティングを重ね、研究のすえ、五年の歳月をかけて誕生したのが、「香りの芸術ほうじ茶」です。ここが道のはじまりでした。
熟練した茶師の技
日本人に合ったハーブティー
人類が植物を利用してきた歴史のなか、ハーブティーと同様に、植物の葉を乾かして服用する流れのなかにお茶の原点があります。かつて薬とされたお茶は、今もその効能で私たちをいやしてくれます。
ベランダのミントやレモングラスに農薬をかけないのと同じように、そのまま口にいれる茶葉だから、わたしたちの茶園でも農薬は使いません。
中国古代の神農が茶を薬としたという伝説や、樹齢を重ねて今も中国奥地にあるという茶樹の原木に想いを馳せ、宇治の茶園で栽培法から見直し、わが子のように大切に育てています。
香りの芸術ほうじ茶
茶畑は京都宇治の和束。空気が澄み、標高が高く、昼夜の寒暖差があり、茶栽培に適した好地。「香りの芸術ほうじ茶」には、そこで育てた古くからの在来種「こまかげ」を使っています。
本来なら玉露にする新芽を惜しげもなく使い、ブルゴーニュワインのようなエレガントな香りと熟成したスコッチのような丸味のある味わいに仕上げた、かつてないレベルの最高級のほうじ茶が出来ました。
最高の茶葉をたぐいまれな風味に仕上げるのは、研ぎ澄まされた感覚と長年の経験をもつ茶師の技。江戸時代から続く茶園の五代目、お茶のソムリエコンテストで満点優勝を果たした実力をもつ茶師が、至福のほうじ茶を完成させたのです。