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お中元のお返し・お礼状・暑中お見舞い 知っておきたい大人のマナー~二十四節気「小暑」~


こんにちは! 京子です。
七夕には、夜空を見上げて天の川に思いを馳せたいものですね。でもこの時期はまさに梅雨の真っ最中で、星が見えにくい時期でもあります。そして梅雨が開けると気温が一気に上がり、夏本番! そう、お中元の贈答は、いまがジャストシーズンです。遅れないようにしましょう。京子は今年は、お礼状をオシャレに気持ちよく書きたくて、和紙のハガキをいろいろ用意しました。
今回は、「お中元のお礼状」や「暑中お見舞いのご挨拶」をハガキや手紙で送るタイミングなど、知っておきたい大人のマナーをご紹介します。

「お中元」と「暑中お見舞」って違うの?

・お中元・・・・・6月下旬~7月15日まで(旧盆・関西は8月15日まで)
・暑中お見舞・・・7月16日~8月8日(立秋)まで
・残暑お見舞・・・8月9日(立秋)過ぎから8月23 日(処暑)まで

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「そういえば、お中元の時期!」と焦っているあなた、大丈夫です。まだお中元のギフトシーズンは始まったばかりです。そもそも「中元」とは、一年を三つに分ける中国の古い思想で、

1月15日を上元(じょうげん)
7月15日を中元
10月15日を下元(かげん)

としたことに由来しています。
7月15日の「中元」の日が、お中元のひとつの目安と思ったらよいでしょう。しかし地域により時期はかなり異なり、

関東の人は7月15日まで
関西の人は8月15日まで

「お中元」として贈答品を送れます。

また、それより遅れたら

「暑中お見舞」
「残暑お見舞」

として贈ることができます。
そして「お中元」を発送したら、簡単なハガキでよいので、送り状を郵便で送ると、心のこもったご挨拶になります。

「お中元」にお返しはする?


初めての方にお中元をいただいたら、どうしますか?
お中元は日頃お世話になっている人に贈るものなので、その方は「お世話になった気持ち」として送ってくださったのでしょう。そのままいただいておけばよい場合もありますが、「そんなお世話をしたわけでもないのに、申し訳ない」と感じる場合もあり、そんなときは「お返し」をするのもアリです。少し間をおいて、相手の方が負担に思わないような品物を送るとよいでしょう。

お礼状の書き方とタイミング


お中元をいただいたら、必ず御礼の連絡をしましょう。
大事なのは「すぐやる」ことです。
できれば翌日、遅くても2~3日以内にです。
相手は「届いたかな、どうかな?」と思っているのです。親戚など親しい間柄であれば、電話をかけて声を届けるのもよいですが、一般的にはハガキに簡単なお礼を書いて送るのがスマートです。たとえば、こんな定型文があります。

《お中元のお礼定型文》
「梅雨明けの待ち遠しい日々となりましたが(梅雨も明けて夏本番となりましたが)、皆様、お変わりはありませんでしょうか。さて、このたびは大変結構なお品を頂戴いたしましてありがとうございます。お心遣いいただき、心より御礼申し上げます。向暑の折、どうぞくれぐれもご自愛してお過ごしくださいませ。取り急ぎ御礼まで。かしこ」

挨拶文を考えるのが面倒な人は、ほぼ定型でよいので、とにかく書き上げてすぐに送りましょう。でも、余裕のある方は、もう少しカスタマイズ!
いただいた品物の名前や家族がどう喜んでいるかなどを書き添えると、気持ちが通じたのがお互いにわかります。
たとえば京子は、目上の方からこんなお礼状をいただいて感激したことがあります。
具体的に百貨店名や商品名を書いて、家族がどう喜んだかまで書いてくださっているのです。
よろしければご参考にしてください。

《お中元の丁寧なお礼文例》
「お暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。さて、過日は、●●百貨店より「●●●本舗」のお茶をお送りいただき、ありがとうございました。夫も私もこちらのお茶は何よりの好物で、楽しみにいただいております。いつもお心遣いいただき、本当に恐縮です。何よりのものをありがとうございました。まだ暑さは続きそうですが、どうぞご家族の皆様ともども、くれぐれもご自愛してお過ごしくださいませ。」

暑中お見舞いハガキの書き方


ハガキや手紙の文章は、いただくと何度も読み返すことができて心に残るものです。贈り物をしない方にも、年賀状の夏バージョンともいえる「暑中お見舞い」を書いてみませんか?

暑中お見舞いは、梅雨明け頃から立秋(今年は8月8日)前に送る挨拶状。

特に用事がなくても、夏の厳しさの時期の安否伺いなので、年賀状のようにご挨拶や近況報告などを書いて送ります。近年はみな忙しくて余裕がなくなり減っているようですが、そんなときだからこそ、心のこもった暑中お見舞いは、相手の方の心に届くかもしれません。郵便局の暑中お見舞い用の懸賞付きハガキ「かもめーる」を利用してもよいし、好みの絵葉書や和紙のハガキを使うなど、ハガキを選ぶのを楽しみ、書くのを楽しみながら送るとよいのではないでしょうか。ちなみに京子は、ちょっとオシャレして、このときだけは普通の水性ペンや筆ペンでなくて、万年筆を使うことにしています。

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二十四節気「小暑」

「小暑」は「しょうしょ」と読み、夏至から数えて15 日目。ちょうど七夕の頃にあたります。
梅雨も終わりを迎え、これから暑さが本格的になってくる時期です。京都では祇園囃子の音色が涼やかに響くころ。熱い一か月となりますが、自然界では半夏生の葉が白くなり、気温の上昇とともに、睡蓮や蓮の花が見ごろを迎えていきます。身体を暑さに慣らし、夏バテをしないよう、食べ物や睡眠に気を配っていきたいですね。
次回、7月23日にお届けする「大暑(たいしょ)」のメルマガは「熱中症対策に、凍らせて持ち歩くお茶」の知恵をお届けします。一年で一番暑い時期も、お茶とともに元気に過ごしていきましょう!

大人のマナーとしてもっと知りたい方は
~「お中元」「暑中お見舞」「残暑お見舞」の違いと贈る時期~

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

二十四節気メルマガ担当:伯龍庵 京子

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